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サンダースVC Vol.7-3 犬と猫の重篤症例における臓器不全
《00001135》
販売価格: ¥ 12,100円(税込)
致命的な臓器不全に関する問題点を整理し、実践的な治療法への道筋を理解する1冊
小動物臨床でほとんどの重症患者に認められる臓器不全を体系的に解説。
小動物において致死的な臓器機能不全の原因、診断、管理、および予防について考察します。
本書は、実際にこれらの疾患を診療した開業専門医が執筆しており、複雑な要因がからみあう臓器不全の管理に有益な参考書となっています。
目次
■目次
■序文
■監訳者のことば
■1章 多臓器機能不全および多臓器障害:総論と要約
*歴史と定義
*疫学
*病態生理
*臨床スコアシステム
*診断評価
*要約
*参考文献
■2章 小動物の重篤症例における呼吸器合併症
■3章 敗血症症例および重篤症例における心血管系機能不全
*敗血症ショックにおける心臓の働き
*敗血症誘発心筋機能不全の発生機序
*Toll-like(トール様)受容体と自然免疫
*心筋機能不全の引き金から機能不全発生までの事象カスケード(連続的相互作用)
*このほか予後の不良に関連する要因
*治療の可能性
*参考文献
■4章 小動物の重篤症例における腎機能
*正常の腎機能
*高窒素血症,尿毒症,腎不全
*腎疾患
*急性腎不全の病理発生
*急性腎不全の原因
*正常血圧性虚血性急性腎不全
*病院内における急性腎不全の発症予防
*急性腎不全の管理
*要約
*参考文献
■5章 肝機能不全
*肝機能不全:定義
*犬と猫における急性肝機能不全の原因
*敗血症における肝臓の徴候
*肝機能障害の徴候としての腹水と電解質異常
*急性肝不全における中枢神経系機能不全
*肝機能障害と肝不全のリスク要因
*肝機能不全の指標と診断
*肝機能不全の治療
*予後
*要約
*参考文献
■6章 小動物の重篤症例における消化器合併症
*消化管による防御機序
*細菌の転移
*出血性下痢
*診断的評価
*対症療法
*輸液療法
*抗生物質
*グルタミン,アルギニン,ω3脂肪酸の補充
*鎮痛薬と制吐薬による治療
*予後
*参考文献
■7章 小動物における重篤疾患関連コルチコステロイド欠乏症
*疾患発生時のHPA 軸の正常な調節機能
*疾患発生時のHPA 軸の調節機能異常
*重症疾患関連コルチコステロイド欠乏の発生頻度
*臨床徴候
*診断
*治療
*参考文献
■8章 小動物の重篤症例の管理で遭遇する血液凝固不全
*炎症と血液凝固
*血管内血栓形成と血管内凝固障害
*外傷と止血
*代謝疾患に二次発生した止血障害
*診断
*血小板数
*プロトロンビンと活性化部分トロンボプラスチン時間
*粘弾性凝固モニタリング
*微小粒子
*血小板機能試験
*抗トロンビンとプロテインC 活性
*線維素溶解の評価
*DICの治療
*新鮮凍結血漿
*抗トロンビン
*活性化プロテインC
*血小板輸血
*ヘパリン
*その他の治療法
*参考文献
■9章 重篤症例の動物における薬物代謝の変化
*薬物動態
*薬物の体内動態と治療反応に影響を与える重症例における生理学的変化
*重症例に対して用いられる特定の薬物
*要約
*参考文献
■10章 小動物の重篤症例における目的指向型治療
*大血管および小血管モニタリングのパラメータ
*大循環系モニタリング
*微小血管系モニタリング
*高度モニタリング
*要約
*参考文献
■索引
著:Timothy B. Hackett
監訳:金山喜一,鯉江 洋
出版:エデュワードプレス
サイズ:B5判 152頁
発行年月日:2012年11月15日
ISBN:978-489995-698-3