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【SOLD OUT】犬と猫の呼吸器疾患
《10003397》


販売価格: ¥ 37,400円(税込)


症状別の解説および疾患別の解説

■症状別の解説および疾患別の解説
ダブルの解説が分かりやすく、診断検査技術も詳しく解説!

■目次
第Ⅰ部  呼吸器疾患へのアプローチ
第1章 犬の呼吸窮迫とチアノーゼ
序 論
呼吸窮迫
低酸素とチアノーゼ
安定化
身体検査と病歴所見
気道閉塞
定義と臨床徴候
鑑別診断
初期管理
診断のための検査
肺実質
定義と臨床徴候
鑑別診断
初期管理
診断のための検査
胸膜腔
定義と臨床徴候
鑑別診断
初期管理
胸腔チューブの設置
胸 壁
定義と臨床徴候
鑑別診断
初期管理
呼吸窮迫の患者のモニタリング

第2章 猫の呼吸窮迫
病 歴
呼吸窮迫の徴候
身体検査
酸素解離曲線
安定化
猫の呼吸窮迫の一般的な原因
心疾患
胸膜腔疾患
猫喘息
呼吸窮迫のその他の原因
上気道疾患
細菌性肺炎
肺塞栓症

第3章 鼻汁,くしゃみ,および逆くしゃみ
鼻 汁
定義と臨床徴候

病態生理
くしゃみ
定義と臨床徴候
病態生理
逆くしゃみ
定義と臨床徴候
病態生理
鑑別診断
猫の上気道感染症
犬のウイルス感染
細菌感染
真菌感染
腫 瘍
アレルギー性鼻炎
リンパ球形質細胞性鼻炎
慢性肥厚性鼻炎
鼻咽頭ポリープ
鼻(篩骨甲介)ポリープ
寄生虫性鼻炎
口腔疾患
異 物
鼻出血
その他
逆くしゃみ
診断方法
徴 候
病 歴
臨床検査
一般血液検査と血液化学検査
血液凝固系検査
麻酔前診断
画像診断
内視鏡検査
組織生検
細胞診
培養検査
鼻切開術
初期管理

第4章 鼻出血
定義と臨床徴候
病態生理学概論
病歴と身体検査
鑑別診断
全身性障害
出血性障害
高血圧
赤血球増加症
局所性疾患
腫 瘍
感染性鼻炎
リンパ球形質細胞性鼻炎
その他
診断のための検査
全血球算定(CBC)
血液化学検査
尿分析
止血検査
血圧測定
鼻腔内の評価
検査結果を待つ間に行う初期管理
結 論

第5章 上気道閉塞,いびき,および喘鳴
定義と臨床徴候
病態生理学概論
鑑別診断
診断のための検査および初期管理

第6章 急性発咳と慢性発咳
定義と臨床徴候
病態生理
鑑別診断
診断のための検査
診断されるまでの初期管理

第7章 パンティング
生 理
臨床徴候
鑑別診断
診断のための検査
初期管理

第8章 胸膜腔疾患
定義と臨床徴候
病態生理
鑑別診断
診 断
診断されるまでの初期管理

第9章 低換気
定 義
臨床徴候
呼吸制御の病態生理
呼吸中枢の神経性調節
中枢化学受容器と末梢化学受容器
呼吸力学と呼吸筋
その他の原因による高炭酸ガス血症の病態生理
鑑別診断
診断のための検査
診断されるまでの初期管理

第10章 呼吸筋疲労と呼吸不全
定義と使用法
呼吸変化の解釈
呼吸負荷の増大に起因する呼吸様式の変化
姿勢および行動の変化
呼吸筋の動員
胸壁の力学的変化:奇異呼吸
呼吸様式の変化
呼吸窮迫および呼吸不全の結果
呼吸筋疲労の診断上の意義

第Ⅱ部  気道診断学
第11章 呼吸器系の身体検査
呼吸器系の解剖
診察室での観察
鼻腔の検査
咽頭および頸部関連領域の検査
喉頭の検査
頸部気管の検査
胸部の検査
呼吸器疾患の患者における腹部の評価
結 論

第12章 胸部の画像検査
胸部X線写真情報の適正化
X線写真の質の最適化
X線写真撮影の条件
X線写真の鮮鋭度
X線写真のコントラスト
患者のポジショニング
コリメーション
呼吸相
X線診断をより活用するために
読影ミスの原因
診断精度の向上
鮮明度
一般的なX線サインを認識するために
気管支透亮像(エアーブロンコグラム)
シルエットサイン
気管のストライプサイン
胸膜外サイン
X線検査のポジショニング
左側横臥位に対する右側横臥位の選択
伏臥位に対する仰臥位の選択
X線写真上のローテーション(体の捻れ)の影響
正面の病巣に対する接線方向の評価
水平ビームテクニック
呼気時の像
透視検査
心臓以外の胸部超音波検査
胸 水
縦隔の腫瘤
胸壁と肺の腫瘤
肺の硬化と腫瘤
横隔膜のヘルニアおよび破裂
吸引生検と穿刺生検の手順および合併症
胸部CT検査
胸部CT検査手技
胸部CTの適応
胸壁と胸膜
肺実質
縦隔洞
肺の脈管構造

第13章 診断的肺シンチグラフィ
放射性薬剤
肺灌流シンチグラフィ
換気シンチグラフィ
粘液線毛シンチグラフィ
肺の感染症および炎症におけるシンチグラフィ画像
結 論

第14章 鼻鏡検査と鼻腔からの標本採取
鼻鏡検査
背景と定義
適 応
禁 忌
装 置
手 技
準 備
吻側方向からの鼻鏡検査
尾側方向からの鼻鏡検査
合併症
結果の解釈
口腔検査
吻側方向からの鼻鏡検査
尾側方向からの鼻鏡検査
標本採取
生 検
適応と禁忌
装 置
手 技
合併症
細胞診
適応と禁忌
装 置
手 技
生検と細胞診の結果の解釈
微生物学的標本の採取
適応と禁忌
装 置
手 技
結果の解釈

第15章 喉頭鏡検査と咽頭鏡検査
適 応
禁 忌
装 置
手 技
結果の解釈

第16章 気管支鏡検査
背景と定義
解剖と命名法
適 応
禁 忌
装 置
手 技
結果の解釈

第17章 気管支肺胞洗浄法
背景と定義
適 応
診断的価値
副作用
禁 忌
手 技
気管支鏡を用いたBAL
犬の非気管支鏡下でのBAL
猫の非気管支鏡下でのBAL
BAL後の患者の管理
標本の作成
解析のためにBAL洗浄液を混合することの問題点
細胞診
細菌培養
マイコプラズマ培養
真菌培養
結果の解釈
細胞診
細菌培養
結 論

第18章 気管洗浄
背景と定義
適 応
禁 忌
副作用
装 置
経気管洗浄の手技
気管内洗浄の手技
標本の処理
結果の解釈
結 論

第19章 細針吸引生検
適 応
禁 忌
適応部位の選択
装置と手技
合併症と術後管理
結 論

第20章 胸腔穿刺
背景と定義
適 応
禁忌と合併症
装 置
手 技
針による胸腔穿刺
カテーテルによる胸腔穿刺
超音波ガイド下による胸腔穿刺
結果の解釈

第21章 呼吸器の細胞病理学
細胞病理学序論
手 技
鼻腔の細胞診
目的/標本採取
正常所見
一般的な特徴
鑑 別
気 管
目的/標本採取
正常所見
一般的特徴
鑑 別
気管支
目的/標本採取
正常所見
一般的な特徴
鑑 別

目的/標本採取
正常所見
一般的な特徴
鑑 別
胸 水
目的/標本採取
正常所見
一般的な特徴
鑑 別
結 論

第22章 肺生検と胸腔鏡検査
序 論
肺生検の適応,禁忌および合併症
肺生検の手技
経気管支穿刺吸引生検と経気管支組織生検
経胸壁穿刺吸引生検と経胸壁針吸引生検
開胸肺生検
胸腔鏡検査

第Ⅲ部  肺機能検査
第23章 肺の換気力学
序 論
呼吸生理
上気道疾患に対する一回換気フロー・ボリューム曲線解析
下気道疾患に対する一回換気フロー・ボリューム曲線解析
フロー・ボリューム曲線解析の広範囲の利用法
上気道抵抗,下気道抵抗および肺コンプライアンスの評価
上気道抵抗の評価
肺抵抗および肺コンプライアンスの評価
将来性と留意点

第24章 プレチスモグラフィとスパイロメトリーを使用した肺力学
生理学的背景と定義
肺気量検査
正常動物におけるスパイロメトリー指標測定のための圧体プレチスモグラフィ
気道閉塞を測定するためのボディプレチスモグラフィ
気道反応性を検査するためのボディプレチスモグラフィ
治療反応性を監視するためのボディプレチスモグラフィ
適 応
禁 忌
装置と測定手技
解 釈

第25章 血液ガス測定値の解釈
血液ガス分析を実施する血液検体の採取および保存
測定と測定値の補正
二酸化炭素
動脈血Pco2(Paco2)
静脈血Pco2(Pvco2)
終末呼気Pco2
酸 素
動脈血Po2(Pao2)
動脈血ヘモグロビン酸素飽和度(Sao2)
低酸素血症
静脈血の混合
静脈血混合の定量
肺胞-動脈Po2勾配(P[A-a]o2)
“120”ルール
“高/低差引き勘定”法
Pao2/Fio2比
静脈血混合の数式
全血酸素含量と酸素運搬能
静脈血の酸素量

第26章 パルスオキシメトリー
生理学的背景と定義
適 応
禁忌と限界
理論的な限界
実際的な限界
パルスオキシメータの機器と使用法
測定結果の解釈
適応範囲
麻 酔
低酸素血症の診断
呼吸機能の監視
結 論

第27章 終末呼気カプノグラフィ
背 景
赤外線分光法
ラーマン分光法
検体のサンプリング法
二酸化炭素の比色検出法
カプノグラム
カプノグラム波形の分析
Paco2とETco2の比較
ETco2測定によって得られるその他の情報

第28章 経皮的な酸素および二酸化炭素のモニタリング
生理学,背景および定義
適 応
禁 忌
装 置
手 技

第Ⅳ部  呼吸器疾患に対する一般的な管理
第29章 酸素の補給と加湿
酸素療法の適応
臨床徴候
低酸素血症
組織への酸素運搬の低下
酸素供給法
フェースマスク
酸素の近接投与
経鼻酸素投与
エリザベスカラーまたはフードによる酸素供給
気管内酸素投与
酸素ケージ
機械的(人工)換気
加湿と噴霧化(ネブライゼーション)
酸素療法に対する反応性の監視
酸素療法の合併症
酸素の毒性
致死的な曝露
亜致死的な曝露
高炭酸ガス血症
吸収性無気肺
その他
高圧酸素
作用の機序
結 論

第30章 気道の衛生
気道衛生の目的
気道衛生の原則
手 技
鼻部と鼻鏡部
口腔咽頭
気管切開部位
一時的な気管切開
慢性/永久的気管切開
下気道の衛生
結 論

第31章 陽圧換気
人工呼吸器に関する用語
陽圧換気の適応
陽圧換気の目標
人工呼吸器への動物の接続準備
正常な肺に対する換気設定のための一般的な指針
罹患肺に対する換気設定のための指針
人工呼吸器の選択
肺の開存手技/肺の保護的換気手法
人工呼吸下の動物の管理
人工呼吸器の管理
患者と人工呼吸器の同期性
麻 酔
換気回路の管理
気管チューブとカフの管理
気管チューブ内腔の管理
気道の加湿
位置の変換
口の管理
眼の管理
適正な体液管理
膀胱の管理
直腸の管理
院内感染の最小化
栄 養
緊急事態への備え
問題と予防
胸腔内血流障害
肺胞中隔破裂
自己終末呼気陽圧(Auto-PEEP)
毛細血管・上皮の損傷
気道上皮および肺胞上皮の傷害
炎症性メディエータの放出
肺 炎
動物の人工換気からの離脱
圧補助
間欠的強制換気
持続的気道陽圧法
換気数の減少
自発呼吸への試行
動物の鎮静薬からの解放
結 論


第32章 呼吸器系に作用する薬
正常な呼吸生理学
気道内径の変化
呼吸器系の防御機構
サーファクタント
炎症性気道疾患の病因
気道における炎症性メディエータ
ヒスタミン
セロトニン
プロスタグランジンとロイコトリエン
血小板活性化因子
活性酸素種
気道の治療に使用される薬物
気管支拡張薬
β受容体作用薬
メチルキサンチン誘導体
抗コリン作用薬
肥満細胞安定剤
クロモリン
カルシウム拮抗薬
炎症性メディエータを標的とする薬剤
グルココルチコイド
ロイコトリエンを標的とする薬剤
非ステロイド性抗炎症薬
抗ヒスタミン薬
鎮咳薬
中枢作用性鎮咳薬
末梢作用性鎮咳薬
喀痰薬
粘液流動化薬
去痰薬
充血除去薬(鼻詰まり改善薬)
薬剤投与経路としてのエアロゾル投与
吸入器
動物におけるエアロゾル治療
吸入装置
呼吸気道の感染症
病態生理
細菌性気管気管支炎
細菌性肺炎
膿胸

第33章 呼吸器疾患を有する患者の麻酔
ガス交換に及ぼす麻酔の影響
術前の評価
麻酔薬がガス交換に及ぼす影響
補助換気
気道疾患を有する患者の麻酔
上気道あるいは気管の疾患
気管支鏡
術後管理とモニタリング
胸腔内疾患を有する患者の麻酔
胸部手術時の特別な配慮
術後のモニタリングと鎮痛
胸腔鏡
横隔膜ヘルニア
術後管理とモニタリング

第34章 肺疾患の動物に対する輸液療法
序 論
静脈内輸液療法の概要
晶質液
コロイド液
酸素運搬補助
肺疾患の動物における輸液療法

第Ⅴ部  気道の障害 
A.鼻腔および副鼻腔
第35章 猫のウイルス性上気道疾患
定 義
病 因
ネコカリシウイルス
ネコヘルペスウイルス
病因論と病理学
ネコカリシウイルス感染
ネコヘルペスウイルス感染
臨床徴候
ネコカリシウイルス
ネコヘルペスウイルス
診 断
治 療
疫 学
FCVのキャリアー状態
FeHVのキャリアー状態
伝 播
免 疫
予防とコントロール
予防接種
さまざまな状況における疾患のコントロール

第36章 真菌性鼻炎
アスペルギルス症
徴候と病歴
診 断
血清学的診断
画像診断
鼻鏡検査
治 療
洞切開術:注入カテーテルの外科的挿入
非侵襲的鼻腔内注入カテーテルの挿入
鼻切開術
クリプトコックス症
徴候と病歴
診 断
治 療

第37章 鼻腔の腫瘍
素因と発生率
環境の影響を含めた疫学および危険因子
病歴所見,臨床徴候および進行
鑑別診断
診断のための検査
病理学的および病理組織学的所見
管理と監視
転帰と予後

第38章 鼻腔内異物
発生率
臨床徴候
診 断
治 療
背側鼻切開術
腹側鼻切開術
予 後

第39章 リンパ形質細胞性鼻炎
定義と病因
病態生理と病因論
病歴所見,臨床徴候および進行
鑑別診断
診断のための検査
予備検査
画像診断
鼻鏡検査
病理学的および病理組織学的所見
管理と監視
グルココルチコイド
免疫抑制薬による治療
抗生物質による治療
その他の薬剤による治療
転帰と予後

第Ⅴ部  気道の障害
B.咽頭と喉頭
第40章 短頭種気道症候群
定 義
短頭の測定
診 断
治 療
標準的治療の予後および転帰
短頭種の呼吸特性に関する実験的研究
犬の睡眠時無呼吸症
睡眠時無呼吸症と上気道閉塞の病態生理学
イングリッシュ・ブルドッグにおける睡眠時無呼吸症の経過
加齢犬における画像研究
心血管系への影響
覚醒時および睡眠時における低酸素症の進行
理想的な治療法の模索
未解決の問題
謝辞

第41章 喉頭麻痺
定義と病因
病態生理と病因論
発生率
疫学と危険因子
病歴所見,臨床徴候および進行
鑑別診断
病理学的および病理組織学的所見
術前の管理
喉頭鏡検査
外科療法
披裂軟骨側方化術
輪状甲状関節切離術
輪状披裂軟骨切開術
披裂間軟骨靭帯切断術
披裂軟骨縫合術
甲状披裂軟骨縫合術対輪状披裂軟骨縫合術
片側性喉頭形成術対両側性喉頭形成術
神経・筋の有茎移植術/再神経支配術
声帯切除術
喉頭部分切除術
段階的喉頭切開術
術後管理
転帰と予後

第42章 鼻咽頭ポリープ
定義と病因
病態生理と病因論
疫学と危険因子
病歴所見,臨床徴候および進行
鑑別診断
病理学的および病理組織学的所見
管 理
確定診断
ポリープの切除と鼓室胞骨切り術
術後管理
転帰と予後

第43章 喉頭の外傷
定義と病因
病態生理と病因論
病歴所見,臨床徴候および進行
鑑別診断
管 理
安定化
喉頭鏡検査
X線検査
外科的管理
恒久的気管切開術
転帰と予後

第44章 喉頭炎
臨床徴候
身体検査
病 因
診 断
鑑別診断
病理組織学
治療と予防
合併症

第45章 喉頭および気管の腫瘍
腫瘍の種類
徴候,病歴および臨床徴候
診 断
治 療
予 後
結 論

第Ⅴ部  気道の障害 
C.気管と気管支
第46章 気管虚脱
定義と病因
病態生理
疫 学
病歴所見と臨床徴候
身体検査
鑑別診断
診断のための検査
X線検査
気管気管支鏡検査
細胞診と細菌学
肺機能検査
管理と監視
内科的管理
外科的管理
非観血的管理
予 後

第47章 気管低形成
定義と病因
病態生理
疫 学
病歴所見と臨床徴候
身体検査
鑑別診断
診断のための検査
X線検査
気管気管支鏡検査
肺機能検査
管理と監視
内科的管理
外科的管理
予 後

第48章 気管損傷
定義と病因
病態生理と発生率
病歴所見,臨床徴候および進行
鑑別診断
診断のための検査
管理と監視
転帰と予後

第49章 伝染性気管気管支炎
序 論
病 因
ウイルス
気管支敗血症菌
マイコプラズマ
臨床徴候
診 断
治 療
抗生物質
グルココルチコイド
鎮咳薬
気管支拡張薬
噴霧吸入療法
支持療法
実証されていない民間療法
予 防
母子免疫
自然免疫
ワクチン接種
ワクチン接種後の免疫期間
ワクチンの副作用
伝染病発生時の管理
公衆衛生学的見解
猫の気管支敗血症菌感染

第50章 原発性線毛運動不全症
線毛の超微形態
臨床症状
鑑別診断
診 断
治 療
予 後

第51章 気管支拡張症
病 因
臨床症状
診断のための検査
治 療
予 後

第52章 犬の慢性気管支炎
定義と病因
病態生理と病因論
疫学,危険因子および環境の影響
病歴所見,臨床徴候および進行
鑑別診断
診断のための検査
病理学および病理組織学的所見
管理と監視
転帰と予後

第53章 猫の気管支疾患/喘息
定義と病因
病態生理と病因論
疫学と危険因子
病歴所見と臨床徴候
鑑別診断
診断のための検査
身体検査
血液検査
糞便検査
X線検査
気管内洗浄(ETW)/気管支肺胞洗浄(BAL)
肺機能検査
病理学的および病理組織学的所見
治 療
緊急時の管理
慢性時の管理
アレルゲン/刺激物への曝露の減少
コルチコステロイド
気管支拡張薬
シプロヘプタジン
シクロスポリン
ロイコトリエン修飾因子
抗インターロイキン-5抗体
抗生物質
吸入療法
監 視
転帰と予後
今後の調査分野

第54章 気管食道瘻
定義と病因
臨床所見
診 断
治 療
予 後

第55章 気管支肺異形成
定義と病因
病因論
病理学
炎症早期
亜急性線維増殖(修復)期
慢性線維性増殖(リモデリング)期
病態生理
発生率/有病率
疫学と危険因子
臨床的なBPDの識別
鑑別診断
病 歴
臨床徴候
病理学
治療と管理
ヒトの場合の予防的治療
新生児BPDの管理
動物におけるBPDの予防的治療
動物におけるBPDの管理
抗酸化薬
鉄キレート剤
肺表面活性物質
利尿薬
支持療法
輸液療法
支持栄養
鎮咳薬
気管支拡張薬
抗炎症薬
外 科
転帰と予後

第Ⅴ部  気道の障害 
D.肺実質
第56章 犬と猫における細菌性肺炎
病因論/肺における防御
病因と危険因子
病原体
病歴と臨床徴候
診 断
X線撮影
菌分離
血液学的および生化学的所見
管理と監視
呼吸の監視と治療
輸液療法
抗生物質
気管支拡張薬
粘液溶解剤
ネブライゼーションと胸部軽打法
難治性患者
在宅管理
肺膿瘍

第57章 誤嚥性肺炎
診 断
病態生理
第一相(気道反応)
第二相(炎症反応)
第三相(細菌の二次感染)
予 防
治 療
気 道
換 気
心血管系の支持療法
コルチコステロイド
抗生物質

第58章 ウイルス性肺炎
定義と病因
病態生理
二次性細菌性肺炎
疫 学
鑑別診断
犬のウイルス性肺炎
イヌジステンパー
病歴と臨床徴候
診断のための検査
病理学的および病理組織学的所見
管理と監視
予 後
イヌアデノウイルス2型(CAV-2)
病歴と臨床徴候
診断のための検査
病理学的および病理組織学的所見
管理と監視
予 後
イヌパラインフルエンザウイルス2型
病歴と臨床徴候
診断のための検査
病理学的および病理組織学的所見
管理と監視
予 後
猫のウイルス性肺炎
ネコヘルペスウイルス1型(FHV-1)
病歴と臨床徴候
診断のための検査
病理学的および病理組織学的所見
管理と監視
予 後
ネコカリシウイルス(FCV)
病歴と臨床徴候
診断のための検査
病理学的および病理組織学的所見
管理と監視
予 後
猫の牛痘ウイルス感染症
結 論

第59章 真菌性肺炎
抗真菌療法
ヒストプラズマ症
犬の肺ヒストプラズマ症
猫の肺ヒストプラズマ症
ブラストミセス症
犬の肺ブラストミセス症
猫の肺ブラストミセス症
コクシジオイデス症
犬の肺コクシジオイデス症
猫の肺コクシジオイデス症
クリプトコックス症
犬の肺クリプトコックス症
猫の肺クリプトコックス症
日和見感染による真菌性肺炎
アスペルギルス症
スポロトリクス症
カンジダ症
そのほかの真菌による日和見感染症

第60章 脂質性肺炎
序 論
外因性脂質性肺炎
病因と病因論
臨床像および病歴所見
診 断
治 療
予 後
内因性脂質性肺炎
病因と病因論
臨床像および病歴所見
診 断
治 療
予 後

第61章 原虫性肺炎
トキソプラズマ症
定義と病因
病態生理
発生率/有病率
危険因子
臨床所見
診断のための検査
管 理
転帰と予後
ネオスポラ症
定義と病因
病態生理
発生率/有病率
疫学と危険因子
臨床所見
診断のための検査
管 理
転帰と予後
ニューモシスティス症
定義と病因
病態生理
発生率と危険因子
臨床所見
診断のための検査
管理と監視
転帰と予後


第62章 無気肺
定義と病因
病態生理
機械的な力および気道閉塞による無気肺
吸収性無気肺
含気量の喪失を伴わない無気肺
肺胞の虚脱と再膨張の繰り返し
側副換気
無気肺の危険因子
麻 酔
機械的因子
吸気酸素濃度の影響
偶発的な気管支への挿管
その他の危険因子
無気肺の予後
低酸素血症
気道内分泌物クリアランスの減少
再拡張性肺水腫
長期の無気肺
臨床徴候
診断のための検査
血液ガス分析
X線検査
コンピュータ断層撮影(CT)
鑑別診断
治 療
転帰と予後

第63章 肺挫傷
歴 史
病態生理
診 断
胸部X線検査
コンピュータ断層撮影
動脈血ガスと酸素分圧に基づいた指標
治 療
呼吸器系と酸素療法
心臓血管系と輸液療法
コルチコステロイド
抗生物質
利尿薬
疼痛制御
人工呼吸
予後/転帰
結 論

第64章 煙の吸入
序 論
病因論
臨床徴候
身体検査
診断のための評価
治 療
予 後

第65章 事故による溺水と沈水による傷害
病態生理
診断のための検査と監視
治 療
予 後

第66章 肺水腫
定 義
病態生理
高血圧性水腫
透過性の亢進による水腫
肺水腫の消退
肺機能における肺水腫の影響
疫 学
高血圧性水腫
透過性の亢進による水腫
病歴所見と臨床徴候
初期管理,監視および診断法
治 療
転帰と予後

第67章 肺高血圧症
定義と病因
病態生理
病歴所見と臨床徴候
身体検査
診断のための検査
臨床病理検査
X線検査所見
心血管系の評価
特殊検査
病理組織学
管 理
転 帰

第68章 急性肺傷害と急性呼吸窮迫症候群
定 義
肺傷害のメカニズム
肺傷害のステージ
治療戦略

第69章 肺および気管支の腫瘍
分類と病因
病態生理と発生率
病歴所見と臨床徴候
生物学的動態
診断のための検査
胸部X線検査
超音波検査
細胞診
その他の画像診断
生 検
病理学的および病理組織学的所見
治療と予後
予後因子と転帰
肺リンパ腫様肉芽腫症

第70章 犬糸状虫感染症
定義と病因
病態生理
疫学と危険因子
病歴所見
検査前の病歴
診断のための病歴聴取
臨床徴候と進行
無症状の感染
肺性心
アレルギー性肺炎
肺の結節性好酸球性肉芽腫
猫の犬糸状虫感染
診断のための検査
ミクロフィラリア
犬糸状虫抗原の血清検査
抗犬糸状虫抗体検査
胸部X線検査
肺の血管造影法
超音波検査
気管支洗浄
血液検査および血液生化学検査所見
感染予防薬
殺成虫(駆虫)薬による処置
成虫の外科的摘出
ミクロフィラリアの除去
全身的支持薬物療法
臨床的転帰

第71章 肺血栓塞栓症
発生率
病 因
病態生理
臨床徴候
鑑別診断
診断のための検査
一般血液検査と血液化学検査
胸部X線検査
動脈血ガス分析
血液凝固検査
心臓の評価
肺シンチグラフィ
肺血管造影法
ヘリカルCT造影法
併発症のテスト
治 療
呼吸器系および心血管系の維持
血栓の拡大と再発の防止
非分画ヘパリン
低分子量ヘパリン
ワルファリン
血栓溶解
ストレプトキナーゼ
ウロキナーゼ
組織型プラスミノーゲンアクチベーター
予 防
血栓形成の危険性の評価
薬剤による予防
抗凝固薬
抗血小板薬
転帰と予後
第72章 好酸球性肺炎
好酸球
好酸球性肺炎の分類
特発性好酸球性肺炎
慢性好酸球性肺炎(CEP)
急性好酸球性肺炎(AEP)
単純性肺好酸球増加症(レフラー症候群)
特発性好酸球増加症候群(HES)
チャーグ-ストラウス症候群
起源の明らかな好酸球性肺炎
寄生虫症に起因した好酸球性肺炎
寄生虫感染以外の感染による好酸球性肺炎
好酸球に関係したさまざまな肺疾患
今後の方向性
結 論

第73章 肺の寄生虫
Oslerus (Filaroides) Osleri
生活環
臨床徴候
診 断
治 療
Filaroides Hirthi(犬肺虫)
生活環
臨床徴候
診 断
治 療
Andersonstrongylus (Filaroides) Milksi
Aelurostrongylus Abstrusus(猫肺虫)
生活環と病因論
臨床徴候
診 断
治 療
Aelurostrongylusに関連したほかの寄生虫
Crenosoma Vulpis(キツネ肺虫)
生活環
臨床徴候
診 断
治 療
Capillaria Aerophila(肺毛細線虫)
生活環
臨床徴候
診 断
治 療
Paragonimus Kellicotti(ケリコット肺吸虫)
生活環
臨床徴候
診 断
治 療
Cuterebra(ウサギヒフバエ)

第74章 肺葉の捻転
定 義
病 因
病歴所見と臨床徴候
鑑別診断
診断のための検査
管理と監視
内科的安定化法
外科療法
術後管理
病理組織学的所見
転帰と予後

第75章 呼吸器毒性
抗凝固性殺鼠剤
処方と毒性
曝 露
毒性発現のメカニズム
臨床徴候
診断のための臨床検査
管 理
予 後
パラコート
処方と毒性
曝 露
毒性発現のメカニズム
臨床徴候
初期の安定化
診断のための臨床検査
管 理
予 後

第76章 胸部の鉱化
胸郭外鉱化
胸膜の鉱化
肺の鉱化
縦隔の鉱化
その他の画像診断法による評価

第77章 特発性肺線維症
定義と病因
病態生理と病因論
発生率,有病率および疫学
危険因子と環境の影響
病歴所見,臨床徴候および進行
鑑別診断
診断のための検査
病理学的および病理組織学的所見
管理と監視
転帰と予後

第Ⅴ部  気道の障害
E.肋膜,横隔膜および胸壁
第78章 胸膜漏出液と変性漏出液
生 理
病態生理
病 因
静水圧の上昇
コロイド浸透圧の低下
血管透過性の亢進
リンパ管圧の上昇とリンパ管漏出
リンパ系の容積過剰
疫 学
臨床所見
病 歴
身体検査
診 断
心疾患
腫 瘍
蛋白漏出性腸症
肝疾患
蛋白漏出性腎症
リンパ系疾患
特発性胸水
管 理
応急処置
内科的治療
心疾患の治療
悪性腫瘍の治療
蛋白漏出性腸症の治療
肝疾患の治療
蛋白漏出性腎症の治療
リンパ系疾患の治療
対症療法
外科的管理
胸腔ドレーンチューブ
姑息的処置
転帰と予後

第79章 乳び胸
原因と合併症
診 断
徴 候
病 歴
身体検査所見
X線検査/超音波検査
臨床検査所見
内科的管理
外科療法
腸間膜リンパ管造影を伴った胸管結紮術
心膜切除術
能動的胸腔腹腔または胸腔静脈のシャント形成術
大網形成術
その他の治療法
線維素性胸膜炎の管理
結 論

第80章 膿 胸
病 因
病態生理
病 歴
臨床徴候
診 断
身体検査
X線検査
超音波検査
胸腔穿刺術
治 療
内科療法
胸腔ドレーンチューブを用いた胸腔ドレナージ
胸腔洗浄
外科療法

第81章 血胸と血液性滲出液
病 因
臨床徴候
診 断
治 療
予後と転帰

第82章 気縦隔と気胸
定義と病因
病因論
気縦隔
外傷性気胸
自然気胸
医原性気胸
病態生理
気縦隔
気 胸
胸腔から取り込まれた気体吸収のメカニズム
発生率と有病率
気縦隔
外傷性気胸
自然気胸
医原性気胸
疫学と危険因子
外傷性気胸
病歴所見,臨床徴候および進行
鑑別診断
診断のための検査
管理と監視
転帰と予後
自然気胸
病歴所見,臨床徴候および進行
鑑別診断
診断のための検査
病理学的および病理組織学的所見
管理と監視
転帰と予後
医原性気胸
病歴所見,臨床徴候および進行
鑑別診断
診断のための検査
病理学的および病理組織学的所見
管理と監視
転帰と予後

第83章 横隔膜ヘルニア
解剖学
発生学
先天性横隔膜ヘルニア
胸膜腹膜ヘルニア
腹膜心膜ヘルニア
裂孔ヘルニア
外傷性横隔膜ヘルニア
外傷性横隔膜ヘルニアの臨床的予後
診 断
管 理

第84章 縦隔頭側および胸膜の腫瘍
縦隔頭側の腫瘍
犬における縦隔頭側のリンパ腫
猫における縦隔頭側のリンパ腫
犬の胸腺腫
猫の胸腺腫
胸膜の腫瘍
犬の胸膜の中皮腫
猫の胸膜の中皮腫

第85章 漏斗胸
遺伝学
病態生理
臨床症状
身体検査所見と診断法
治 療
外副子の適応
副子固定後の管理
合併症
予 後

第86章 フレイルチェスト
臨床徴候と診断のための検査
病態生理
管 理
疼痛管理
合併する胸腔内損傷に対する管理
保存的管理
外科的管理
意志決定


著者:Lesley G. King
監訳:多川政弘(日本獣医生命科学大学獣医学部教授)
  :局 博一(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
出版:エデュワードプレス
サイズ:A4判 上製本 816頁
発行年月日:2007年12月10日
ISBN:978-4-89995-443-9